ヨーロッパでトリムネとトリモモどちらが人気?

日本では圧倒的にトリモモの方が人気ではないでしょうか?

実は私たち夫婦がまだイギリスで暮らしていた時、イギリスのスーパーではトリムネの方が人気でよく商品棚にたくさん並んでいるのを見かけたものです。レシピもトリムネを使ったものの方が多かったと記憶しています。

 ユニオンジャック

どうしてトリムネが人気なのでしょうか?

一般的に、ヨーロッパの健康志向の消費者には鶏の胸肉(鶏ムネ)が人気があることが多いです。胸肉は低脂肪で高タンパクな部位であり、ヘルシーな食事を重視する人々に好まれます。ダイエットやフィットネス目的の人々にも選ばれることが多いです。

  1. ヘルシーで栄養価が高い: 鶏ムネは比較的低脂肪で高タンパクな部位です。ヘルシーな食事を重視するヨーロッパの消費者にとって、鶏ムネは良質のタンパク源として好まれています。また、脂肪を含まない部位であるため、ダイエットやフィットネス目的の人々にも適しています。
  2. 汎用性が高い: 鶏ムネは調理の汎用性が高く、さまざまな料理に使用できます。グリル、オーブン焼き、炒め物、スープ、サラダなど、さまざまな方法で調理できるため、多様な料理に対応できるという利点があります。
  3. 味の好み: ヨーロッパの一部地域では、鶏肉の優しい味と食感が好まれることもあります。特に地域料理や家庭料理において、鶏ムネが使われることがよくあります。

トリモモの需要がないわけではないのです

鶏の丸焼き

ヨーロッパでは、鶏のもも肉(トリモモ)を使ったさまざまな料理があります。以下は一般的なトリモモの料理方法の一部です:

  1. ローストチキン: トリモモをオーブンでローストする方法は、ヨーロッパでよく見られる料理の一つです。まず、トリモモに塩や胡椒を振り、オリーブオイルやバターを塗ってから、オーブンでじっくり焼きます。野菜やハーブを一緒に焼くこともあります。

  2. コトリータ: スペインやポルトガルなど地中海沿いの国では、トリモモを串に刺して串焼きにした「コトリータ」が人気です。トリモモをニンニクやレモン、オリーブオイルなどでマリネし、串に刺してグリルで焼きます。

  3. コック・オ・ヴァン: フランス料理の代表的な一つで、トリモモを赤ワインで煮込んだ料理です。トリモモには、ニンジン、玉ねぎ、セロリ、にんにく、ベーコンなどを加えて風味を付け、ソースがとろみがつくまで煮込みます。

  4. チキン・カツレツ: トリモモをパン粉をまぶして揚げたチキン・カツレツは、ヨーロッパ各地で人気のある料理です。揚げたトリモモにレモンを絞ったり、ソースをかけたりして提供されます。

  5. チキン・ピカタ: イタリア料理の一つで、薄くスライスしたトリモモを小麦粉をまぶして焼き、白ワインやレモン汁を加えたソースで煮込みます。シンプルながら風味豊かな料理です。

日本もまけていません!

地域で差があるようですね。北ヨーロッパではトリムネが、南ヨーロッパではトリモモが人気があるようです。食文化はその土地と地域の色が濃く出ます。

毎日の献立作りにもいろいろ取り入れてみたいですね!日本の良さ、それは新しい文化(食文化)を受け入れられる柔軟性にあると思います。そしてそれを日本風にアレンジできてしまう器用さだと思います。

今日はトリムネかトリモモか?どの地域のレシピにするか?いろいろ選択肢が広がります。そのお手伝いができていれば嬉しい限りです!
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