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ウインナーとフランクフルトの話 March 10, 2022
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肉のオノ トマホーク February 19, 2022
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お酒のお供? トントロ(豚トロ) February 08, 2022
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ウインナーとフランクフルトの話
投稿 @298Eri実はソーセージ ウインナーとかフランクフルトとかポークソーセージとかシュハスコとか色々な名前のウインナーだかソーセージだか聞いたことがありませんか?どれもこれも何なのか正直よくわからないですよね。 実は全部ソーセージの種類なんです。 ソーセージとはざっくりいえば、腸詰めの味付けされたお肉です!豚腸を使ったり、羊腸を使ったり。お肉も豚肉を使ったり、仔牛肉を使ったりすることもあります。様々な香辛料を使って、ひとくくりにソーセージと言っても様々な大きさや長さ、味の種類が存在するとても奥深い食べ物なんです。 ドイツのスーパーのソーセージ売り場その1 ドイツのスーパーのソーセージ売り場その2 本場のヨーロッパ、主にドイツでは… ソーセージの種類の多さは元より、いろいろな名前がありますね。実は製造している街の名前がついていたりするんです。イタリアのボロニア地方で生産されるものはボロニアソーセージ、フランスのリヨン地方はリオナーソーセージ等。 本場のドイツでは、ビールにも製造方法についての法律があるように、国民食のソーセージにも規格があるんです。一定以上の品質を期待し必ずその品質を守ろうとする姿勢はとてもドイツ人らしいです。 さて、ドイツでは4つに分類されます。 分類 原語 日本語 概要 製品例 ブリューブルスト Brühwurst ゆでソーセージ 細切りにした生肉に水、塩、脂を入れて加熱したもの ウインナー、フランクフルト、ボロニアソーセージなど コッホブルスト Kochwurst 煮たソーセージ 細切りにした生肉に水、塩、脂を入れて煮沸したもの レバーソーセージやブラッドソーセージなど ローブブルスト Rohwurst 生のソーセージ 消費されるまで生で保管されるもの サラミやメットブルストと呼ばれる生肉のソーセージなど ブラートブルスト Bratwurst 焼きソーセージ 加熱してから食べる保存期間が短いもの カリーブルストやシュネッケと呼ばれるぐるぐる巻きのソーセージなど この分類から、細分化されて調べただけでも44種類のソーセージが出回っています。現地のスーパーや地元のお肉屋さんに行けば、陳列棚2列は少なくともソーセージで埋め尽くされています。その様子は圧巻です! 日本人はたくさんの種類の魚を食べますので、同じなんでしょうね。きっと。 ウインナーとフランクフルトの違い ウインナーとフランクフルトも分類上はブリューブルスト(Brühwurst)になります。製造方法も大体同じです。では何が一体ちがうのでしょう? ウインナーはドイツ語Wiener Würstchen(ヴィーナーブルストヘン)と表記し、フランクフルトはドイツ語でFrankfurter Würstchen(フランクフルターブルストヘン)と表記されます。つまりオーストリアのウイーンで、ドイツのフランクフルト市で生産されたという事が違います。また使用されるお肉も違います。豚肉だけでなくときどき仔牛のお肉を使うこともあるそうなのが、ウインナー。豚肉だけを使うのがフランクフルト。 現地のメーカーによっては皮がパリッとしたり、そうでないものがあったり様々です。大きなメーカーの商品は瓶詰に入っていたりして、使われているお肉が含有量の%が必ず書かれています。ドイツ人たちはウインナーやフランクフルトの肉が何%入っているのか確認して買い物したりしているようです。 日本ではウインナーもフランクフルトも共通して豚肉のみを使います。その他にも豚腸や羊腸を使う違いや長さや太さの違いもあるようです。 アラビキフランクという名前のウインナー。笑 パッケージにはウインナーと書かれていますが、私たちはアラビキウインナーと呼ぶウインナーがあります。1本20センチ位あり、1袋1キロ、1本50gです。粗挽きされた豚肉が使用されており、皮がパリッとして中身はジューシーです。まるでどこかのCMのようです。。 アラビキフランクという名のウインナー 隠れファンが多く、BBQのように焼いてもボイルしても、なんならポトフのようなスープに入れても美味しいです。 本場ドイツ人たちは、大きな鍋に水をたっぷり入れてぐつぐつ沸騰するまでお湯を沸かします。一旦、火を止めてウインナー(フランクフルト)を入れます。そのまま蓋をして5分くらい待ちます。すると、ウインナー(フランクフルト)が浮いてきますので、それで温めなおしOK!フライドオニオンを振りかけてケチャップで食べます。子供たちが大好きなメニューです。 温めなおしたウインナー いつもとは違う食べ方も楽しいです!是非お試しになってみませんか? -
肉のオノ トマホーク
投稿 @298Eriオノ??なに?それ??? トマホークとはなんぞや?あまり聞いたことがないですよね。実は、これ、ネイティブアメリカンが使っていたオノの名前なんだそうです。英語のつづりでは、tomahawkと書きます。語源はtamahakanトモハーケンが由来になっているそうです。 もともとはヨーロッパ人が北アメリカ大陸に入植するときに持ち込んだものだと言われています。それをネイティブアメリカン達が改良したものを「切るための道具」という意味のトマホークへのなっていったそうですよ。もしかしたら、北欧のバイキングたちの子孫が持ち込んだものかもしれませんね。ハーケンとは、スカンジナビアの言葉だったような…そんな記憶があります。柄の部分が長くて、鉄の部分も小さいところが形もちょっと似ている…気がします。 肉がオノってことなの? 時々トマホークという言葉を聞くことがあっても、オノとの関連性はイマイチよくわかりませんよね。実は単純明快で、形がネイティブアメリカンが使っているオノに似ているからだったんですね。笑 どうでしょうか?なんとなく形が似ていませんか?お肉の部分がオノの鉄でできている部分で、骨は柄の部分にみえたりしませんか? 写真の牛肉のトマホークは大きさがわかりづらいですが、結構大きいのです。重さは1kg~1.3kgあり、長さは何と30cm強あります。骨を持って豪快に肉にかぶりつくこともできますよ!有名なアニメの主人公が喜びそうな「肉感」です! 部位は? 骨についている肉は、リブロースなんですよ。適度に赤身と脂が入り混じっているので、見た目だけじゃなくて、味も十分に楽しむことが出来ます。 リブロースというのは、肩から腰にかけての肉で、頭から順番に肩ロース→リブロース→サーロインと続きます。サーロインと隣り合ったお肉ですので、このように赤身と脂のバランスが絶妙です。 「肉!!」の主張がとっても強いこのトマホークは、リブ(肋骨)を残したままでカットされています。骨付きのままですので、骨の近くのお肉は以前もご紹介した通り、うま味成分が詰まっています。骨の近くのお肉はうま味が強く出て、肉好きにはたまりませんヨ。 食べ方はとにかく焼いてください♡ これだけ豪快な肉ですので、とにかく焼いてください!焼き方難しいかもしれないとお思いになるかもしれませんが、そんなことないですよ~。是非試してみてくださいね。 以下、レシピです。ご参考にどうぞ。 大きいお肉ですので、十分に余裕をもって2日くらい前から冷蔵庫で解凍してください。 当日は焼く30分前に冷蔵庫から出してきて、常温にしておきます。 塩コショウを多めにふってください。思ったよりも多めで大丈夫です。 早速焼きます。オリーブオイル等の油を大さじ1杯ひいたフライパンで表・裏・側面に焼き色を付けます。 オーブンは230℃に温めて準備してください。 骨の部分には、アルミホイルを巻いて準備します。 5cm位の厚みがあるお肉なら、7分半から8分オーブンで焼いてください。お肉の中心温度が55℃になるように温度も計ってくださいね。お好みでローズマリーと一緒に焼いてください。 オーブンから出したら、20分位休ませます。 切り分けて、Bon Apetit(ボナペティ) 肉好きの肉好きのための肉です。笑 こんなに満足感を得られるnikuはないのではないでしょうか?インスタ映え間違えありません。そして、バーベキューでの主役感は半端ないでしょう。盛り上がること間違えなし! 肉好きのアナタ!(軽いノリですみません)是非トマホークにチャレンジしてみませんか? -
お酒のお供? トントロ(豚トロ)
投稿 @298Eriトントロ(豚トロ)ってなになに? 突然ですが、トントロ(豚トロ)って聞いたことがあるけど、一体何のことなの?そうお考えの方は多いのではないでしょうか?ちょっと昔にはあまり聞いたことがありませんでしたが、今は様々な場所で耳にします。特に焼き鳥屋さんや焼肉屋さんのメニューで見かけることがありますよね。稀にラーメン屋さんでもチャーシューの代わりにご飯の上に乗って提供されたりします。 じゃあ一体何なのよ?これは、豚さんの頬からネックにかけてある部位の事なんですね~。1頭から300g~500gしか取れない希少価値の高いものになります。スーパーさんではあまり見かけないのは、この理由からなんですね。なぜトロという名前が付いたのか。由来はとても興味深いものでした。 トントロのかたまりです。こんな感じです。 実はマグロと同じ理由でした。笑 脂がトロッとしていておいしそうなので、トントロ(豚トロ)という名前が付いたそうです。30年位前に北海道の焼肉屋さんで提供されたことが始まりと言われているそうです。見た目はピンク色。赤身と脂がきれいなシマシマを作ります。一見脂っこいように見えますが、食べると実はさっぱり、歯ごたえもサクサクでクセになっちゃいますよ~。 トントロとの相性の良いもの…♡ そして、焼肉屋さんや焼き鳥屋さんのメニューでよく見かけるには理由があります。 サクッとした歯ごたえと見た目とは裏腹なさっぱり感。…お酒との相性が抜群なんです!酒好きなワタクシは、夢中になってサクサクッと食べてしまいます。口の中に少し残る柔らかな脂をビールなんかで体に流し込むのは最高です!!!(注:筆者の感想です) もちろんお酒だけでなく、サイダー等の炭酸水でも相性はばっちりだと思います。シュワシュワした飲み物が合うんじゃないかと個人的には思っています。 美味しい食べ方 塩コショウにネギを乗せて。調理の一例 美味しい食べ方の王道は焼く事。これに尽きます。薄切りにして焼くのが一番おすすめです。ラーメン屋さんのチャーシューのようなカットの仕方が一番おすすめです。 素材の味を楽しむのであれば、塩コショウで焼くのが一番です。濃厚な味付けであれば、甘口ダレにつけたり塩ダレで焼いて召し上がってください。 焼いたトントロをアツアツのごはんに乗せてどんぶりにしてもとっても美味しいですよ!サクサクの食感とさっぱりした後味とほかほかのごはん。白いご飯がすすみます。そしてお酒も…笑 バーベキューシーンでも大活躍すること間違えありません。脂身に火がつきやすいので、網で焼くときは端っこに寄せて焼くことがおすすめですよ。端っこは火力が弱めですので、焦げずに焼くことが出来ます。 国産品か?外国産か? トントロ(豚トロ)にも国産と外国産があります。国産の方がお値段は高めです。外国産の方がお値段はお手頃です。一般的には国産の方が脂に甘みがあると言われています。昨日ご紹介させていただいた和豚もちぶたのように、国産の豚さんたちはよりきめ細かい手間とストレスをなくすための環境づくりが行われています。そのため、外国産よりも甘みがでるのだと思います。味の付け方によっては、国産、外国産と使い分けるといいかもしれませんね!