• チャーシューにするとおいしい豚肩ロース

    チャーシューにするとおいしい豚肩ロース

    豚肉の部位のきほん 豚肉は一般的にどこを食べても味にそんなに変わらないと言われています‥‥が!!そんなことはありません。よく動かす筋肉があったり、そうではない部位があったり。部位によっては、赤身が強くでたり、脂身が多かったり。それは様々な違いが生まれてきます。 豚肉には様々な部位があるんです。よく知られた部位から順番に書き出してみました。 肩 肩ロース ロース ヒレ バラ モモ スネ スペアリブ(あばらの下側の骨付きのお肉) カシラ(コメカミからホホの部分) トントロ(ネック) ハラミ ランプ(ロースのお尻側からモモの間のお肉) よく知られている部位からあんまり聞いたことないような部位まで様々ですね。   肩ロースのかたまりはこんな感じです 豚肩ロースの特長 肩ロースは、肩に位置しています。よく動く筋肉がありますので、赤身にはうま味が強く、食感も同時に楽しむことができます。ロースよりも脂身が多く、うま味もコクが濃厚で牛肉にも劣らないと言われています。赤身はロースよりも少し固めですので、食感を存分に楽しむことが出来ます。脂身も網目状になっていることが多く、濃厚な味付けをする料理との相性がいいと言われています。そのためよくステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きにも使われたりします。 ロースと肩ロースのカロリーって 豚肉は良質なたんぱく質と必須アミノ酸と呼ばれる栄養素がバランスよく入っています。ビタミンも豊富で、ダイエットされている方でも是非摂取していただきたいお肉です。 よく食べられるロースと肩ロースのカロリーはどちらが少ないのでしょうか? 脂付きロース:291kcal (100gあたり) 肩ロース:256kcal(100gあたり) 肩ロースの方が少ないんですね! 肩ロースのおすすめ料理 肩ロースのチャーシュー 肩ロースをチャーシューにするとおすすめです!ラーメン屋さんではバラ肉をタコ糸で巻いて作るチャーシューが主流でしたが、最近は肩ロースで作るチャーシューもだいぶ増えました。形が崩れにくいことや、濃厚なたれとの相性がいいからかもしれません。 お酒を吞むときのおつまみとしても根強い人気のチャーシュー。様々なレシピが世の中に出回っています。おすすめの簡単レシピをご紹介します。 【材料】 豚肩ロース 300g 塩・コショウ 適量 水 お肉がひたひたにつかる程度 ☆醤油 50cc ☆みりん 大さじ1杯 ☆はちみつ 大さじ1杯 ☆チューブのショウガ 4センチ位 豚肩ロースに塩・コショウを全体にふっておきます。 ちょっと深めのフライパンで表面に焼き目を入れます。すべての面に焼き色を入れてください。 水と☆の調味料をそのままフライパンに入れて、落としフタをして弱火で20分煮込みます。 20分経ったら、今度はひっくり返して、落としフタをしてまた弱火で20分煮込みます。 冷やすと味がしみ込んでいきます。 これだけの手順です。とても簡単ではありませんか?作っておけば、お弁当やおつまみ、チャーシュー丼にもなります。作り置きの一品としておすすめのお品物です! 是非お試しくださいね!  
  • メキシコ産の豚バラって…どう?

    メキシコ産の豚バラって…どう?

    養豚inメヒコ Méxicoはスペイン語でメヒコ。メキシコの事です。 アメリカ合衆国の南に位置するメキシコは、首都がメキシコシティです。西は太平洋、火が良しにはメキシコ湾とカリブ海に面して、その国土は日本の5倍の大きさだと言われています。海もあり、5000メートルを超える山も持っています。石油などの資源も持っていて、水産業や観光業や塩の生産やビール製造等の産業も豊かです。 もちろん歴史も古く、アステカ文明やマヤ文明もメキシコで興った文明です。 養豚も行われていて、生産量は日本と同じくらいなんだそうです。2018年のデータによれば、日本は1282千トン、メキシコは1267千トンだそうです。 日本でよく聞くメキシコ産の理由 メキシコで育てられている豚の種類は、ランドレース(デンマーク原産の白い豚さん)・大ヨークシャー(イギリス原産の同じく白い豚さん)・デュロック(アメリカ原産の赤い色の豚さん)・ハンプシャー(アメリカ原産の黒い毛の豚さん)です。これらの種類を組み合わせ、その組み合わせ方が日本での方法とよく似ていることから、日本人が大変好む味になると言われています。 食べさせるエサにも秘密があるみたいです。 トウモロコシでできたトルティーヤ 野菜や豆や肉を巻いて食べます。 メキシコではよく食べられるトルティーヤにも使われているトウモロコシや国内で生産される小麦を与えているんだそうです。小麦を食べさせると脂身が白くなると言われています。おもしろいですよね。黄色味かかった脂身が嫌われてしまう日本の市場では、見た目も美しくすることにも気配りをしています。五感で楽しむ和食文化が根付いているからでしょうか。こちらもまた興味深いですね。 結果として、メキシコ産の豚は日本人の好みに出来上がるため、日本でよく見かける産地となったようです。 安全性って? メキシコ政府が介入して、TIF認証と呼ばれる認証制度があり、高い水準の衛生管理が出来ていないと認められません。このTIF認証なしでメキシコから輸出できないシステムになっています。 その他にも日本でも義務化されたHACCP(生産過程の見える化を進めた制度)をはじめとする様々な認証を取得しています。日本で見かけるメキシコ産の豚は、厳しい審査を通って認められた豚だけが販売されています。 メキシコ政府のお墨付きというわけです。 薄切りにしたメキシコ産豚バラスライス 人気は豚バラスライス とにかく人気があるのは豚バラスライスです。 使い勝手の良さ、できる料理の幅がとにかく広いですよね。薄切りにしたものは特に人気があって、ご家庭でもレストランでもお弁当屋さんでも大活躍のお品物です。スーパーに行けば、豚バラをメインの食材としてたくさんの提案がされていますよね。 豚丼 しょうが焼き 豚キムチ 肉巻きのおにぎり 肉そば 豚バラスライスと野菜の炒め物 アスパラガスの肉巻き カレー 回鍋肉 バラ大根の煮込み バラ肉の甘辛煮‥‥ 使いやすさと作れるメニューの豊富さが人気です。 少し厚めに切って焼いて食べるのもいいかもしれません。様々な食べ方で楽しんでくださいね。 今、海外旅行はなかなかできませんが、食べながらメキシコの事に思いを馳せて少しでもコロナ禍の生活にゆとりを感じられればうれしく思います。 the niku boxでは、認証マークを取得しているメキシコ産の豚バラ肉も取り扱っています!
  • 子供たちにも大人気 シュニッツェル

    子供たちにも大人気 シュニッツェル

    シュ、シュニッツェル? あまり日本では馴染みがないような気がします。言いにくいし。苦笑 このシュニッツェルというのは、ドイツやオーストリアやオランダでよく食べられるカツレツの事なんですね~。日本ではおなじみのヴィーナーシュニッツェルは、オーストリアのウィーンで食べられる仔牛のカツレツなんです。ドイツ語ではWiener Schnitzelと書きます。Wienというのがウィーンで、ウィーンのカツレツってことなんですね。 余談ですが、フランクフルトというソーセージもありますが、これはドイツのフランクフルトのソーセージということなんだそうです。ドイツ語では街のフランクフルトと言わずに、Frankfurter(フランクフルター)と言います。フランクフルトのフランクフルトという事ですね。ややこしいですね。笑 シュニッツェルに話を戻しますが、仔牛だけでなく、豚肉や時には鶏肉を使います。 いろいろなシュニッツェル Wiener schnitzelやschnitzel vom Schweinやschnitzel von der Pute等、それぞれ仔牛のシュニッツェル、豚肉のシュニッツェル、七面鳥のシュニッツェル…いろいろあります。しかも、どの肉を使っているか表記をしないといけないルールがオーストリアではあるとかないとか。お隣のドイツでもきっと同じです。さらにさらに、カツレツにかけるソースによっては、Jägerschnitzel(狩人風シュニッツェル。グレービーを生クリームで溶いた濃厚クリームソースがスライスしたマッシュルームが入ったソースかけのカツレツです)と呼ばれるものもあります。 シュニッツェルにかける情熱と心意気を感じます。 ドイツには、ビールと呼ぶには使う原材料が4つだけって決められているってご存じでしたか?これはほんの一例で、製品や品物のばらつきがないようにドイツ語圏の人々はルールや法律に基づいて作っています。だから、シュニッツェルもどのお店で食べても、同じで期待を裏切られません! だいたい付け合わせはサラダとフライドポテトが多いですが、現地の子供たちがシュニッツェルが好きだからだと思います。もちろんゆでたジャガイモに変えることも可能です。 日本のとんかつじゃない? とんかつじゃないんです。 大きな違いは、揚げない事です。注文を受けてから、お肉を専用の器具でバンバン叩いてのばします。あとは小麦粉・溶き卵・パン粉の順番につけます。この工程は日本のとんかつと一緒ですね。ただパン粉は日本のものよりも細かくてドライです。古くなったパンをフードプロセッサーで砕いて作っていたりします。ドイツパンは固いので、日本のようなふわふわな感じではなく、パン粉も質実剛健な感じです。 さて、パン粉までまぶしたらあとは最大の違いの工程です。 なんとフライパンで1cm位の深さの少なめ?多め?の油で焼くのです!!そう、焼くのです!焼くので、中まで火が通りやすいようにお肉を叩いて薄くするのですね。 子供だけじゃない!大人も好き 毎年9月の最後の週末から3週間、南ドイツのミュンヘンではビールの祭典オクトーバーフェストが開催されます。毎年大きなテントが設営されて、中は大混雑です。バイエルン地方の民族衣装に身を包み、マス(mass)と呼ばれる1リットルのグラスでビールを楽しみます。ここでもシュニッツェルは食事として提供されています。 子供だけではなく、大人にも人気のシュニッツェル。いつもと違う豚肉を楽しんでみませんか?  
ご登録いただきありがとうございます!
このメールアドレスは既に登録されています