• サンドイッチの幸せ

    サンドイッチの幸せ

    サンドイッチの今むかし もともとサンドイッチは古代ローマ帝国で食べられていたと言われています。その記録がローマ人が入植していた地イギリスでも遺跡から発見されたりしていたようです。その最初のサンドイッチは、パンにラム肉とナッツとハーブを挟んだものを食べていたようです。 その後18世紀後半、サンドイッチを飛躍的に有名にしたのはイギリスのサンドイッチ伯爵だと言われています。カードゲームに興じていたサンドイッチ伯爵がサロンで出したことに人気の火がついたそうです。ゲームをしながら手軽に食べられるものを‥ということでパンに具材を挟んで出したのが受け入れられたようです。貴族が遊びに集中するためにだったのですね。笑 一方、日本には1899年(明治32年)に初めて駅弁として売られたそうです。こちらもまた大変日本らしいですね。日本人が旅を非常に好んだことは、江戸時代にも伊勢参りが大流行したことでもよく知られています。旅のお供の駅弁として浸透していったのでしょうね。 西洋諸国におけるサンドイッチの位置づけは、日本のおにぎりと同じだと思います!どちらも手軽ですものね。 サンドイッチおもしろ具材 一躍サンドイッチを有名にしたイギリスでは、サンドイッチをよく食べます。ランチには必ずサンドイッチを食べているといっても過言ではありません。 さてその中身は何でしょうか? イギリス人たちはチキンやターキーが大好きです。淡泊な味を好むのみたいです。非常にチキンとターキーを使ったサンドイッチが多いです。パンにたっぷりのバターを塗り、中身はチキン(またはターキー)とレタスとトマト、チキンとマスタードだけ、チーズとチキンを挟んでホットサンドにしたり。 ハムも人気の具材です。その他には、たまごのサンドイッチやツナとトマト、スモークサーモンとクリームチーズ等変わり種もあります。イギリスではあまり人気がないのか、ツナやサーモンの種類は少ないです。 珍しいかもしれない具材は、きゅうりです。日本でも食べられるところがありますが、アフタヌーンティーではほぼ必ずあります。ハイ、きゅうりオンリーです。たっぷりのバターときゅうりのみです。とても伝統的な具材で、イギリス人たちは紅茶と共に楽しんでいる具材です。 あまり見かけることはありませんが、高級サンドイッチ商品ラインとして、ローストビーフやパストラミなんかもあったりします。 一番驚いたおもしろ具材は、「ポテトチップス」のサンドイッチです。ガテン系のおにいさまがランチに食べていらっしゃいました。炭水化物x炭水化物ですね。笑 サンドイッチはパンにはさんで食べる食べ物なので、なんでもOKなんです。 日本にも焼きそばパンがあるくらいですから、同じですね。 お好みの具材xパン=幸せ∞ サンドイッチの中身の種類の豊富さは、ほぼ無限大といってもいいのではないでしょうか。その具材と量や組み合わせ方は作る人次第。考えるだけでも楽しいですね。 好みの具材を挟んで食べれば、大満足間違えなしですね。たまご、ハム、レタス、トマト、ベーコンにサーモン、フルーツや生クリーム、ニンジンのフラッペ、カイワレ、きゅうり…書き出せないほどたくさん出てきます。 the niku boxは肉屋さんのサイトですので、お肉のご紹介をさせてください。イギリスではサンデーロースト、いわゆる日曜日に家族団らんで食べるローストビーフ。1日では食べきれない事が多々ありますので、翌日はサンドイッチにして食べることも良くあることなんです。 ローストビーフをわざわざ作ってからサンドイッチにするのは少し面倒ですよね。実は、すでに加工されたローストビーフがあります。 アンガス牛の希少部位のローストビーフ イギリス・スコットランドの東側のアンガス州を原産としたブランド銘柄のアンガス牛のローストビーフです。トモサンカクと言われる希少部位を使用しており、すでに味が付いていますので、スライスしてパンに挟めばサンドイッチができてしまうお手軽品です。 この品物のアンガス牛は黒毛の牛です。赤い毛の牛もいますが、黒毛の方です。アンガス牛の特徴は、赤身が強めなのに肉質が柔らかいことです。また成長促進剤ホルモンを使かっていませんので、安心で安全です。 トモサンカクとは、牛の後ろ足の付け根で内モモの下側にあるシンタマと呼ばれる部位の外側にあります。この部位は、牛1頭から数kgしかとることができない希少価値の高い部位です。食感の最大の特徴は、さくっと歯切れが良く歯ごたえも柔らかいです。そのため、通常牛モモを使って作られる他のローストビーフとは違った食感を存分楽しむことが出来ますよ~。 是非お試しくださいね!
  • ご馳走感たっぷり チキンの丸焼き(ローストチキン)

    ご馳走感たっぷり チキンの丸焼き(ローストチキン)

    実はかんたん、らくちん 実はとっても簡単でらくちんなのが、チキンの丸焼きです。ざっくりですが、下味をつけて詰め物をしてオーブンで焼くだけです。ヨーロッパのスーパーではどこでも目にするほど、家庭料理の一品として確立されたメニューなのです!その存在感のすごさから、ホームパーティでも大活躍します。   見た目の良さだけでなく、お味もとても美味しいんですよ!骨付きのお肉のうま味は、骨が付いていない部分よりも圧倒的な存在感をしめします。丸焼きにすれば、その美味しさを余すことなく楽しむことが出来ます。   クリスマスだけではない! もちろんクリスマス前にはヨーロッパでは丸トリの取り扱いコーナーは拡大します。いつもよりもたくさんたくさん並びます。その光景は圧巻です!   …が!!チキンの丸焼きはクリスマスだけではありません。   ホームパーティの場やなんなら毎週家族が集まる日のメインディッシュとして出されたりします。やはりご馳走感と存在感がすごいからでしょう。丸焼きのチキンを切り分けるのは、パーティの主催者の男性たちです。誇らしげにゲストに切り分けます。その場面はちょっとしたハイライトになります。   どこか懐かしいような…知っているような…。   あ、日本の鍋奉行と同じ光景でした。笑 お父さんたちが張り切るあの光景です。   誠に勝手ながら、ローストチキン奉行と命名させていただきました。   サイズもいろいろ トリの大きさもいろいろあります。オーブンの大きさや人数によって大きさを決めるのも良いかもしれません。 1.1サイズ 1.3サイズ   2.2サイズ サイズはkg単位になっています。   簡単レシピのご紹介 【用意する材料】 丸トリ 1羽 塩・コショウ・好みのハーブ 合わせて大さじ2杯 好みの詰め物(野菜等) オリーブオイル 適量 小麦粉 適量 1.丸トリの外側もおなかの中も水でしっかり流し、ペーパータオル等でしっかり水気を取ります。 2.塩・コショウ・好みのハーブ(オレガノやローズマリー等チリ・カレーパウダーでもなんでもOK!)を混ぜて、丸トリにしっかり塗り込んでいきます。その際にマッサージするようにおなかの中にもしっかり味をつけていきます。その後、冷蔵庫で小1時間くらい寝かしてください。 3.210℃にオーブンを予熱しておきます。 4.詰め物をします。好みの野菜(セロリを入れるとさっぱりさわやかになります)やスタッフィングと呼ばれる(パン粉をバターやハーブと玉ねぎのみじん切りを混ぜた)ものをいれたり、ニンニクをそのままいれてもOK!入れるものは自由です。ピラフを入れてもOKです。*スタッフィングもピラフも調理後のものを入れてください。 5.詰め物をしたら、くびの部分の皮をつまようじでしっかり閉じてください。 6.オリーブオイルを全体によく塗り、その上から小麦粉を振ってください。 7.オーブン用のトレーにクッキングシートを敷きます。鶏肉にアルミホイルをきっちりかぶせます。210℃で1時間から1時間20分焼きます。 8.オーブンで焼いたら、今度は焼き色を付けます。230℃にオーブンの温度を上げます。 9.230℃のオーブンでさらに40~50分焼きます。きれいな焼き色がついたら仕上がりOKです。最後につまようじをとって出来上がりです☆   出来上がったらお好きな盛り付け方で、テーブルの真ん中に置いてご家族やご友人たちと楽しい時間を過ごしてください。 もし食べきれなくても、骨をスープに入れてだしを取ったり、お肉はサンドイッチにしたりして翌日以降も楽しみ方は様々です。 是非お試しくださいね!  
  • ローストの王様 牛モモ肉

    ローストの王様 牛モモ肉

    ローストが国民食の国ってどこだろう? 毎週日曜日は、家族が集まってお昼過ぎに思い思いのローストを食べる国があるんです。移民大国のこの国では、カレーが国民食になった‥‥なんてことも話題になったりしました。首都には様々な国の小さな町が出来上がっていて、東西南北さまざまなカラーを見せてくれ、まるで海外旅行に行ったような気分になります。 その首都の名前はロンドンです。イギリスです。 イギリスは実は正式な国の名前ではなくて、正式には「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。英語ではUnited Kingdom of Great Britain and Northern Irelandです。なんだか長いですね。実はイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国から成り立っているので、長いんですね。 国旗もユニオンジャックという名前で人々に親しまれています。このユニオンジャックも、国々が統合していったことを表しているんです。 縦と横の赤い十字はイングランドの聖ジョージ(Saint George's Cross)、紺色に白色で対角線上にXのような十字はスコットランドの聖アンドリュー(Saint Andrew's Cross)、そして赤色で対角線上にXのような十字になっているのはアイルランドの聖パトリック(Saint Patric's Cross)です。旗の制定がされたときにウェールズは既にイングランドの統治下にあり、ウェールズの意匠は組み込まれませんでした。緑色の背景に竜の絵が描かれたウェールズの旗はなかなかかっこいいです。個人的な主観ですが、ウェールズ人たちも誇らしげに旗を掲げているところが多かったです。 日曜日のお楽しみ サンデーロースト 歴史は古く、古代ローマ人軍が牛肉を焼いて食べたことが起源だという説があります。その後、イギリス貴族の間で牛1頭をさばいてローストする習慣へと変革を遂げていきました。さらに後の1800年代後半に起きた産業革命のヨークシャー(北イングランド)で、一般家庭でも日曜日にローストを食べる習慣が一気に広がっていったのでした。 キリスト教で休息日を意味する日曜日に、家族が集まって昼過ぎからローストした牛肉や鶏肉やターキーを囲って食事を楽しみます。その週にあったことを報告しあったり、家族のだんらんの時間として定着しています。 ローストする肉は? イギリスでは牛肉をローストしたり、丸鳥にスタッフィングと呼ばれる詰め物をしてオーブンで焼きます。やはりローストビーフが人気です。 ランプ(腰あたりの部位)やトップサイドと言われる内ももが一般的です。中にはブリスケット(肩バラ)やシン(スネ)をローストする方もいますが、やっぱりモモ肉が一番多いです。 モモが人気なのは、お値段が比較的安価な事。モモ肉は水分含有量が多いので、熱い乾いた空気が常に循環しつづけるオーブンでもほかの部位よりはパサパサになりにくいのです。オーブン料理はどうしてもパサパサになります。ですので、グレービーソース(肉汁をベースにワインなどで煮込んだソースの事)をたっぷりかけて野菜と一緒に食べます。   最近ではオーブンがなくても調理できるローストビーフのレシピが数多く出ています。是非ご自宅でもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?  
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