• 肉のオノ トマホーク

    肉のオノ トマホーク

    オノ??なに?それ??? トマホークとはなんぞや?あまり聞いたことがないですよね。実は、これ、ネイティブアメリカンが使っていたオノの名前なんだそうです。英語のつづりでは、tomahawkと書きます。語源はtamahakanトモハーケンが由来になっているそうです。 もともとはヨーロッパ人が北アメリカ大陸に入植するときに持ち込んだものだと言われています。それをネイティブアメリカン達が改良したものを「切るための道具」という意味のトマホークへのなっていったそうですよ。もしかしたら、北欧のバイキングたちの子孫が持ち込んだものかもしれませんね。ハーケンとは、スカンジナビアの言葉だったような…そんな記憶があります。柄の部分が長くて、鉄の部分も小さいところが形もちょっと似ている…気がします。   肉がオノってことなの? 時々トマホークという言葉を聞くことがあっても、オノとの関連性はイマイチよくわかりませんよね。実は単純明快で、形がネイティブアメリカンが使っているオノに似ているからだったんですね。笑 どうでしょうか?なんとなく形が似ていませんか?お肉の部分がオノの鉄でできている部分で、骨は柄の部分にみえたりしませんか? 写真の牛肉のトマホークは大きさがわかりづらいですが、結構大きいのです。重さは1kg~1.3kgあり、長さは何と30cm強あります。骨を持って豪快に肉にかぶりつくこともできますよ!有名なアニメの主人公が喜びそうな「肉感」です!   部位は? 骨についている肉は、リブロースなんですよ。適度に赤身と脂が入り混じっているので、見た目だけじゃなくて、味も十分に楽しむことが出来ます。 リブロースというのは、肩から腰にかけての肉で、頭から順番に肩ロース→リブロース→サーロインと続きます。サーロインと隣り合ったお肉ですので、このように赤身と脂のバランスが絶妙です。 「肉!!」の主張がとっても強いこのトマホークは、リブ(肋骨)を残したままでカットされています。骨付きのままですので、骨の近くのお肉は以前もご紹介した通り、うま味成分が詰まっています。骨の近くのお肉はうま味が強く出て、肉好きにはたまりませんヨ。   食べ方はとにかく焼いてください♡ これだけ豪快な肉ですので、とにかく焼いてください!焼き方難しいかもしれないとお思いになるかもしれませんが、そんなことないですよ~。是非試してみてくださいね。 以下、レシピです。ご参考にどうぞ。  大きいお肉ですので、十分に余裕をもって2日くらい前から冷蔵庫で解凍してください。  当日は焼く30分前に冷蔵庫から出してきて、常温にしておきます。  塩コショウを多めにふってください。思ったよりも多めで大丈夫です。  早速焼きます。オリーブオイル等の油を大さじ1杯ひいたフライパンで表・裏・側面に焼き色を付けます。  オーブンは230℃に温めて準備してください。  骨の部分には、アルミホイルを巻いて準備します。  5cm位の厚みがあるお肉なら、7分半から8分オーブンで焼いてください。お肉の中心温度が55℃になるように温度も計ってくださいね。お好みでローズマリーと一緒に焼いてください。  オーブンから出したら、20分位休ませます。  切り分けて、Bon Apetit(ボナペティ)     肉好きの肉好きのための肉です。笑 こんなに満足感を得られるnikuはないのではないでしょうか?インスタ映え間違えありません。そして、バーベキューでの主役感は半端ないでしょう。盛り上がること間違えなし! 肉好きのアナタ!(軽いノリですみません)是非トマホークにチャレンジしてみませんか?
  • 煮込みにサイコー 牛スネ肉

    煮込みにサイコー 牛スネ肉

     楽しみ方もいろいろ 肉は焼くのが一番いいとか炙ったりするのも美味しいなんて、いろいろな食べ方が世の中にはあるかと思います。焼いたら固くなってしまうのですが、煮込みに適している肉の部位もあるんです。人にも得意不得意があるように、お肉の部位にも向いている料理や向いていない料理があるんですね。 牛スネはその名の通り、スネの部分です。前スネと後ろ足のスネをトモスネなんて呼んだりします。スジが入り組んでいますので、固そうに見える見た目でも、良く動かす筋肉なのでうま味成分がとっても強いのです。スジがあるので、焼くと縮んでしまって固くなる性質なのですが、逆に煮込むことでトロトロに柔らかくなるのですが、形が崩れにくいという特徴があるんです。いろんな部位を上手に使いまわせば、お肉と向き合ってより美味しい食べ方を発見することができます! 冒険の可能性を感じ、わくわくしませんか?私だけでしょうか?笑 もう一つの楽しみ方。上級者向けの楽しみ方 スネ肉をひき肉にしちゃうんです!あれ?もうご存じでしたか? これはお肉屋さんあるあるなんですが、塊のお肉としてはスジが多くて固いのですが、うま味成分が強いことを有効活用して、ひき肉として挽いちゃうんです。 脂身と赤身がよく混ざって、満足感の高い肉質を楽しむことが出来ます。フードプロセッサー等で粗目に挽いたり、包丁で小さめに切ってゴロゴロの肉感を楽しんでみてくださいね。そんなひき肉で作るハンバーグは、ハンバーグステーキとしてその歯ごたえを贅沢に楽しむこともできるんですよ。肉屋の父がよく言っていました。 魅力はまだまだ…! うま味成分が強いことを繰り返しお伝えしてきましたが、スネの魅力はまだあります。塊のお肉はどうしてもお値段が高めになりますよね。 しかしどうでしょう!すね肉はローストビーフ用にされるモモ肉に比べてもお値段がお安めなのです。お値段が高めのモモ肉を煮込むよりも、少しお財布にも優しいすね肉で煮込めば同じ値段でもっと量を賄うことができます。形も崩れにくいので、料理が出来上がった見た目もばっちり魅力的になっちゃいます! ビーフシチューにいかがでしょう? ご馳走感が得られるもの。ビーフシチューなんていかがでしょうか? ご参考までに、4人分のシチューのレシピをご紹介させていただきます。 牛スネ肉 300g 玉ねぎ 1個 じゃがいも 1個 デミグラスソース 1缶 トマトケチャップ 大さじ1 赤ワイン 100ml 水 300ml 塩 小さじ1/2 こしょう 適量 バター 15g 1.野菜は食べやすい大きさにカットします。スネ肉も一口サイズに切って塩コショウをふって、下味をつけます。 2.底が厚めの鍋にバターを熱して、スネ肉に焼き色がつくまで炒めます。 3.次にたまねぎと人参を入れて、たまねぎがしんなりするまで中火で炒めます。 4.赤ワインと水を加えて煮込みます。時々アクをとりながら蓋をして弱火で1時間半位コトコト煮込みます。牛スネマジックはここから。煮込めば煮込むほど美味しくなります! 5. じゃがいもとデミグラスソースとケチャップを加えて、蓋をして20分煮込みます。じゃがいもが柔らかくなるまで煮込んでください。 6.出来上がったら、お皿に盛りつけます。盛り付けるときにサッと生クリームをかければより見栄えがして、コクのある一品の出来上がりです。 牛スネってどこで買えるの? スーパーさんだとよくシチュー用とかカレー用として売られています。是非プチご馳走料理のビーフシチューにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?実はカレーにしてもコクがでて美味しくなりますよ~!  
  • お酒のお供? トントロ(豚トロ)

    お酒のお供? トントロ(豚トロ)

    トントロ(豚トロ)ってなになに? 突然ですが、トントロ(豚トロ)って聞いたことがあるけど、一体何のことなの?そうお考えの方は多いのではないでしょうか?ちょっと昔にはあまり聞いたことがありませんでしたが、今は様々な場所で耳にします。特に焼き鳥屋さんや焼肉屋さんのメニューで見かけることがありますよね。稀にラーメン屋さんでもチャーシューの代わりにご飯の上に乗って提供されたりします。 じゃあ一体何なのよ?これは、豚さんの頬からネックにかけてある部位の事なんですね~。1頭から300g~500gしか取れない希少価値の高いものになります。スーパーさんではあまり見かけないのは、この理由からなんですね。なぜトロという名前が付いたのか。由来はとても興味深いものでした。   トントロのかたまりです。こんな感じです。 実はマグロと同じ理由でした。笑 脂がトロッとしていておいしそうなので、トントロ(豚トロ)という名前が付いたそうです。30年位前に北海道の焼肉屋さんで提供されたことが始まりと言われているそうです。見た目はピンク色。赤身と脂がきれいなシマシマを作ります。一見脂っこいように見えますが、食べると実はさっぱり、歯ごたえもサクサクでクセになっちゃいますよ~。 トントロとの相性の良いもの…♡ そして、焼肉屋さんや焼き鳥屋さんのメニューでよく見かけるには理由があります。 サクッとした歯ごたえと見た目とは裏腹なさっぱり感。…お酒との相性が抜群なんです!酒好きなワタクシは、夢中になってサクサクッと食べてしまいます。口の中に少し残る柔らかな脂をビールなんかで体に流し込むのは最高です!!!(注:筆者の感想です) もちろんお酒だけでなく、サイダー等の炭酸水でも相性はばっちりだと思います。シュワシュワした飲み物が合うんじゃないかと個人的には思っています。 美味しい食べ方  塩コショウにネギを乗せて。調理の一例 美味しい食べ方の王道は焼く事。これに尽きます。薄切りにして焼くのが一番おすすめです。ラーメン屋さんのチャーシューのようなカットの仕方が一番おすすめです。 素材の味を楽しむのであれば、塩コショウで焼くのが一番です。濃厚な味付けであれば、甘口ダレにつけたり塩ダレで焼いて召し上がってください。 焼いたトントロをアツアツのごはんに乗せてどんぶりにしてもとっても美味しいですよ!サクサクの食感とさっぱりした後味とほかほかのごはん。白いご飯がすすみます。そしてお酒も…笑 バーベキューシーンでも大活躍すること間違えありません。脂身に火がつきやすいので、網で焼くときは端っこに寄せて焼くことがおすすめですよ。端っこは火力が弱めですので、焦げずに焼くことが出来ます。 国産品か?外国産か? トントロ(豚トロ)にも国産と外国産があります。国産の方がお値段は高めです。外国産の方がお値段はお手頃です。一般的には国産の方が脂に甘みがあると言われています。昨日ご紹介させていただいた和豚もちぶたのように、国産の豚さんたちはよりきめ細かい手間とストレスをなくすための環境づくりが行われています。そのため、外国産よりも甘みがでるのだと思います。味の付け方によっては、国産、外国産と使い分けるといいかもしれませんね!
ご登録いただきありがとうございます!
このメールアドレスは既に登録されています