• お肉の本場、アメリカでは

    お肉の本場、アメリカでは

    なぜお肉の本場がアメリカか?その答えは消費量を見れば一目瞭然です。   お肉の消費量の違い 日本のお肉の消費量は年々増加しており、特に豚肉、鶏肉、牛肉が人気のある肉として消費されています。以下は、2021年時点のおおよそのお肉の消費量の推定値です(出典:日本畜産資材協会、日本鶏肉協会): 豚肉(ポーク): 約150万トン 鶏肉(チキン): 約160万トン 牛肉(ビーフ): 約470万トン 2021年時点のおおよそのアメリカのお肉の消費量の推定値です(出典:米国農務省、国家家禽肉協会、米国家畜肉協会): 鶏肉(チキン): 約1300万トン 牛肉(ビーフ): 約1180万トン 豚肉(ポーク): 約930万トン これらの数字はアメリカ国内で消費されたお肉の総量を示しており、一人当たりの消費量を考慮していません。アメリカの食文化では、ハンバーガーやフライドチキンなどの洋食が人気であり、特に鶏肉の消費が非常に高いです。   桁違いに多いですよね。。ですので、お肉の本場と言えばアメリカと言っても過言ではないと思います。   人気のメニューとは アメリカでは多様な肉料理が人気です。アメリカで特に人気のある肉料理のいくつかあげます: ハンバーガー: アメリカの代表的な肉料理の一つで、ひき肉をパティ状にして、バンズで挟んだものです。多様なトッピングやソースを添えて提供され、ファーストフードレストランから高級レストランまで幅広く人気があります。 ステーキ: 牛肉を厚切りにしてグリルで焼いたステーキは、アメリカの食文化において重要な位置を占めています。さまざまな部位のステーキがあり、レストランやステーキハウスで提供されることが一般的です。特にニューヨークではステーキハウスが数多くあり、伝統ある老舗もたくさんあります。 フライドチキン: 鶏肉を揚げたフライドチキンはアメリカ南部の料理として有名ですが、全国的に広く愛されています。クリスピーな皮とジューシーな肉が特徴で、ファーストフード店やレストランでよく提供されています。 バーベキュー(BBQ): アメリカ各地に独自のバーベキュースタイルがありますが、肉を低温でじっくりと焼きながらスモークをかけることで、香り豊かで柔らかい肉料理が楽しめます。豚肉、牛肉、鶏肉など様々な肉をバーベキューで調理します。 リブ: 豚肉や牛肉のリブ(肋骨)はアメリカのバーベキューやスモーク料理で人気があります。タングリブやバックリブなど、さまざまな部位やスタイルのリブが提供されます。 the niku boxもアメリカ産取り扱っています   お肉の本場、アメリカ産も取り扱っています。アメリカ産牛肉の特徴は、穀物飼育をすることで、大きく、そして霜降りがあることです。柔らかくてクセのない肉質が人気です。日本の和牛の等級システムのように、アメリカにも等級システムがあります。 プライム (Prime): プライムは、最高の品質を持つ牛肉の最上位グレードです。このグレードの牛肉は、マーブリング(霜降り)が非常に豊富で、肉質が柔らかく、ジューシーであり、風味が最高のものとされています。プライムグレードの牛肉は一般的に高級レストランや高級食材店で提供されることが多いです。 チョイス (Choice): チョイスは、プライムに次ぐ品質のグレードです。マーブリングが十分にあり、肉質はやや柔らかく、風味も良いものです。一般的なステーキハウスやスーパーマーケットでよく見かける牛肉のグレードです。 セレクト (Select): セレクトは、チョイスよりもマーブリングが少なく、肉質もやや硬くなります。風味はチョイスよりも劣りますが、それでも良質の牛肉として評価されます。セレクトグレードの牛肉は、一般的に加工品やハンバーガーなどに使われることが多いです。 the niku boxでは、厳選したプライムとチョイスのみを扱っています!ぜひお試しください!
  • ヨーロッパでトリムネとトリモモどちらが人気?

    ヨーロッパでトリムネとトリモモどちらが人気?

    日本では圧倒的にトリモモの方が人気ではないでしょうか? 実は私たち夫婦がまだイギリスで暮らしていた時、イギリスのスーパーではトリムネの方が人気でよく商品棚にたくさん並んでいるのを見かけたものです。レシピもトリムネを使ったものの方が多かったと記憶しています。   どうしてトリムネが人気なのでしょうか? 一般的に、ヨーロッパの健康志向の消費者には鶏の胸肉(鶏ムネ)が人気があることが多いです。胸肉は低脂肪で高タンパクな部位であり、ヘルシーな食事を重視する人々に好まれます。ダイエットやフィットネス目的の人々にも選ばれることが多いです。 ヘルシーで栄養価が高い: 鶏ムネは比較的低脂肪で高タンパクな部位です。ヘルシーな食事を重視するヨーロッパの消費者にとって、鶏ムネは良質のタンパク源として好まれています。また、脂肪を含まない部位であるため、ダイエットやフィットネス目的の人々にも適しています。 汎用性が高い: 鶏ムネは調理の汎用性が高く、さまざまな料理に使用できます。グリル、オーブン焼き、炒め物、スープ、サラダなど、さまざまな方法で調理できるため、多様な料理に対応できるという利点があります。 味の好み: ヨーロッパの一部地域では、鶏肉の優しい味と食感が好まれることもあります。特に地域料理や家庭料理において、鶏ムネが使われることがよくあります。 トリモモの需要がないわけではないのです ヨーロッパでは、鶏のもも肉(トリモモ)を使ったさまざまな料理があります。以下は一般的なトリモモの料理方法の一部です: ローストチキン: トリモモをオーブンでローストする方法は、ヨーロッパでよく見られる料理の一つです。まず、トリモモに塩や胡椒を振り、オリーブオイルやバターを塗ってから、オーブンでじっくり焼きます。野菜やハーブを一緒に焼くこともあります。 コトリータ: スペインやポルトガルなど地中海沿いの国では、トリモモを串に刺して串焼きにした「コトリータ」が人気です。トリモモをニンニクやレモン、オリーブオイルなどでマリネし、串に刺してグリルで焼きます。 コック・オ・ヴァン: フランス料理の代表的な一つで、トリモモを赤ワインで煮込んだ料理です。トリモモには、ニンジン、玉ねぎ、セロリ、にんにく、ベーコンなどを加えて風味を付け、ソースがとろみがつくまで煮込みます。 チキン・カツレツ: トリモモをパン粉をまぶして揚げたチキン・カツレツは、ヨーロッパ各地で人気のある料理です。揚げたトリモモにレモンを絞ったり、ソースをかけたりして提供されます。 チキン・ピカタ: イタリア料理の一つで、薄くスライスしたトリモモを小麦粉をまぶして焼き、白ワインやレモン汁を加えたソースで煮込みます。シンプルながら風味豊かな料理です。 日本もまけていません! 地域で差があるようですね。北ヨーロッパではトリムネが、南ヨーロッパではトリモモが人気があるようです。食文化はその土地と地域の色が濃く出ます。 毎日の献立作りにもいろいろ取り入れてみたいですね!日本の良さ、それは新しい文化(食文化)を受け入れられる柔軟性にあると思います。そしてそれを日本風にアレンジできてしまう器用さだと思います。 今日はトリムネかトリモモか?どの地域のレシピにするか?いろいろ選択肢が広がります。そのお手伝いができていれば嬉しい限りです!
  • 外国産と国産の豚肉ってなにが違う?

    外国産と国産の豚肉ってなにが違う?

    世の中にはいろいろな産地の豚肉が出回っています。 違いって正直よくわからないような…。 豚の品種やエサや飼育環境から様々な取り組みが行われて、私たちの元へ運ばれてきます。細かく国別に比較すると、あまりにも情報が多くなってしまいますので、少し絞りました。   外国産って具体的にはどこでしょう? 北米、南米、ヨーロッパ産の豚肉が日本に流通しています。細かくは、アメリカ、カナダ、チリ、メキシコ、スペイン、イギリス、ドイツ、デンマークなどでしょうか。それぞれに特徴があり、国が違えば住んでいる人が異なるように、豚も国が違えば違いがあります。 具体的には一体何が違うのでしょうか?ざっくりアメリカとヨーロッパの違いを見てみましょう。   ヨーロッパ産豚肉とアメリカ産豚肉の違い いくつかの違いがあり、以下に主な点を挙げてみます。 品種と飼育方法:ヨーロッパとアメリカでは、豚の品種や飼育方法が異なります。ヨーロッパでは、伝統的な地域品種が多く飼育されており、地域の文化や歴史に根ざした飼育方法が行われています。一方、アメリカでは主に白豚(ヨークシャー種やランプシャー種など)が広く飼育されており、工業化された大規模な豚肉生産が行われています。 餌:ヨーロッパでは、豚に餌として地元の農産物や穀物を利用することが一般的です。地域の気候や文化によって、豚の飼料に違いが見られます。例えば、スペインの有名なイベリコ豚(ベジョータ)はドングリを食べさせて飼育します。一方、アメリカではコーンや大豆などの穀物を主に与えられることが多いです。アメリカは穀物の生産に適した地域が広がっているため、穀物を豊富に使った飼料が利用されています。 肉質と味:ヨーロッパ産豚肉は、地域ごとの飼育方法や伝統に基づいた多様な風味を持っています。一般的に、ヨーロッパの豚肉は赤身が多く、豚の健康やストレスに配慮した飼育方法によって、質の高い肉質が得られることが特徴です。一方、アメリカ産の豚肉も大規模な生産が行われており、肉質には個体差があるものの、一般的には豊かな脂肪とジューシーな味わいが特徴です。 生産規模と供給:アメリカは豚肉の生産量が世界最大級であり、大規模な豚肉生産と供給が行われています。ヨーロッパも重要な豚肉生産地域ですが、アメリカと比べると生産規模は小さいです。したがって、アメリカ産の豚肉は国際市場においても大きなシェアを持っています。 外国産と国産の豚肉はなにが違うの? 品種や飼育方法ももちろん違いますが、肉質と味が違います。日本全国で豚は飼育されており、地域によっての違いもあります。ただ、おおむね国産の豚肉は柔らかく、しっとりとした独自の風味があって脂肪の質も良いものが多いです。日本では、豚肉のブランドや産地にこだわった高級品から一般的な品まで幅広く提供されています。 鹿児島の黒豚はサツマイモを餌として与えられていたり、茨城の水戸黒豚は大豆を含んだ餌を与えられていたりします。 産地によって味や質に微妙な違いがあるんです。料理の用途や好みによって選べば、普段の料理がワンランク上になるかもしれません。   暑い日が続いていますが、すこしでも楽しくキッチンに立てるお手伝いが出来れば嬉しいです!
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