• 自宅でもベーコン作れるって知っていましたか?

    自宅でもベーコン作れるって知っていましたか?

    洋食づくりに欠かせないベーコン。 ご自宅でベーコンを作るのはそんなに難しくありません。必要なのは、時間と材料と器具のみです。ベーコンにかける時間はほとんど掛かりません。美味しいベーコンを作るにはなんと10分以下の時間しか掛かりません! ベーコンは昔から保存食として存在していて、その作り方は何百年もの間大きくは変わっていないと言われています。豚肉から水分を取り除くために塩が使われます。水分が抜けることで菌の繁殖が抑えられ、保存性が高まるからです。 世界中のさまざまな国で塩漬けの技術が発達してきました。その方法は何千種類にも及ぶと言われています。お肉を塩漬けにするには、塩と空気乾燥が不可欠なんです!世界で一番美味しいと言われているハムの製造方法は、実はこの塩と空気乾燥だけでできていたりします。 保存食として生まれた方法ですが、塩漬け肉の王様としてベーコンはその味わい深さに人気が出ました。 簡単にご自宅でできるベーコン作り方として、オーソドックスな方法のドライカーリング(乾燥塩漬け法)をご紹介します。豚バラ肉に塩を直接揉みこむのみの方法です。もし塩漬け用やベーコン作り用の塩を入手できれば、そちらをお使いください。ピンク色をよりきれいにし、風味を豊かにしてくれる硝酸ナトリウムが入っています。さらに塩漬けの工程を短くしてくれる優れものです。     硝酸塩を使いたくなければ、普通の塩でも大丈夫です。シーソルト(海塩)が一番おすすめですが、どの塩でも問題ありません。ただ、普通の塩を使った場合は、ベーコンがピンク色になりません。出来上がりはグレーっぽくなります。ご注意ください。 大前提として、塩の分量は1キロの豚バラ肉に対して70g(7%)の塩を使ってください。3キロであれば、210g。2キロであれば、140gの塩。500gの豚バラ肉には35gの塩です。7%ルールは大前提であって、絶対ではありません。しょっぱ目がお好みなら、大目に。薄味がお好みなら、少な目に。大体5~10%枠で調整してみてくてください。 塩の他にお好みの材料を足すことも出来ます。砂糖やはちみつやメープルシロップなどの甘味料や、ローリエやパクチーやかんきつ類の皮などなど。決まりごとはないので、お好みでいろいろ足してみてくださいね! 塩漬けの工程をするに当たり、気を付けなければいけないことがあります。金属と接触させないでください。豚肉を入れておく入れ物にも気を付けてください。プラスチック容器ならOKです。金属でできた容器は使わないようにしてください。 いよいよベーコン作りです。浅めの容器に豚肉を入れます。塩漬け用に作っておいた塩とお好みのバーブやかんきつ類の皮など混ぜたものを豚バラ肉にすり込みます。豚バラ肉1キロに対して70g(7%割合)です。豚バラ肉全体にすりこんで、5分ほど置きます。塩が落ちてしまったところには再度塩をすりこんでください。 容器にラップをかけるか、もしくは豚バラ肉に直接ラップをかけて冷蔵庫にしまいます。 1週間程毎日ベーコンを1日1回ひっくり返してください。毎回豚バラ肉に塩とお好みのハーブなどをすりこんでもOKです。豚バラ肉に直接ラップをすることはそれほど大切ではなく、毎日ひっくり返すことが大切です。この工程を怠るとバラツキのあるベーコンに仕上がってしまいます。 塩漬けの工程で水分が出てきますが、豚バラ肉にかけてください。 豚バラ肉の厚みと保管温度によりますが、工程は5~8日で完成します。普通の豚バラ肉なら、6~7日で出来上がります。塩気の強いベーコンがお好みなら、もう少し長めにおいても大丈夫です。 7日の塩漬けの工程後、冷水で豚バラ肉についている塩を洗い流してください。その後はペーパータオルで水気を拭き取ります。 そしたら冷蔵庫で24時間寝かせてください。その際にお肉の保存シートにくるんでおくのがベストです。 24時間たったら、ベーコンの完成です。2週間以内に使う予定がなければ、冷凍しておくといいかもしれません。薄切りにするには半解凍くらいがうまく切れます。冷凍しておくのも悪くないかもしれませんね。
  • 王道ビーフシチューのレシピ

    王道ビーフシチューのレシピ

    6月ですがときどき冷える日もあり、何か温まるものを…そんなことを考えていました。個人的に大好きなビーフシチューのレシピをご紹介します。   使うビーフ(牛肉) ランプ:腰からお尻にかけての部位です。よく動かす部位ですので、肉質は柔らかくはなく、けっこう固めです。 肩ロース:その名前から肩の部分です。こちらもやはりよく動かす部位ですので、味わい深く、正しく調理されないと固くなることもあります。実はこの部位は、ハンバーガーにするのにもとっても向いています。同じ部位なのに、チャックアイ・チャックロールなんて呼ばれたりもします。 もも:足の上の部分のモモです。こちらもよく動かす部位ですので、火を入れすぎると固くなってしまうこともあります。また水分量が多いので、煮込みやソースとの相性がとてもいいと言われています。 肩ロースは高温でサッと焼けば、リブアイステーキのようなステーキにもなります。ランプとももも薄切りにして、細切りにすれば、中華料理の炒め物としても使うことができます。サッと炒めれば柔らかくておいしいんです。 さて、早速レシピをご紹介致します。   ビーフシチュー の作り方 *量が多いので、半分か1/4に換算して作ってみてください! 肩ロースかランプ、またはモモ肉1キロ分を食べやすい大きさにカットする キャノーラ油 大さじ2杯 小麦粉 1/4カッ 塩 小さじ1杯 コショウ 小さじ1杯 BBQシーズニング(お好みで)小さじ1杯 カットされたトマト缶 1個 赤ワイン 1カップ みじん切りしたにんにく 小さじ1杯 ビーフコンソメ 2カップ 片栗粉 大さじ1杯 皮をむき、食べやすい大きさにカットした人参 500g位 セロリ 3本 食べやすい大きさに切ったジャガイモ 500g位 【作り方】 鍋に油を大さじ1杯入れる 牛肉を食べやすい大きさにカットして、ボウルに入れる。その時に塩、コショウ、(お好みでBBQシーズニング)、小麦粉を入れてよく混ぜる。小麦粉をまんべんなくよくまぶす。 中火で牛肉に焼き色を付けていく。焼き色がついたら、一旦牛肉を取り出す。この工程では中まで火を通さなくてもOK。この時鍋の底についた焦げ目や肉汁は洗わずに残しておく。 肉を焼いた同じ鍋でにんにく、セロリ、トマトとワインを入れて、なべ底に付いた焦げ目や肉汁を洗うようにまぜる。片栗粉でとろみをつけたビーフコンソメを混ぜて、鍋に入れる。セロリが柔らかくなるまで15分ほど煮込む。 焼き目をつけた牛肉を入れて、弱火で1時間以上煮込む。 焼きたてのパンを添えて召し上がれ! ボナペティ!
  • 教えてお肉屋さん!完全解説!お肉の冷凍と解凍ガイド

    教えてお肉屋さん!完全解説!お肉の冷凍と解凍ガイド

    近年まとめ買いすることが増え、家庭用冷蔵庫の冷凍室の技術の発達で食品を冷凍する方も増えていると思います。実際のところどのくらい冷凍できるのか?冷凍ってどうなの?安全に解凍する方法などご紹介します! 食品ロスが声高に言われる今、上手に冷凍庫を使って長く美味しくお肉を食べましょう!   どうしてお肉を冷凍するの? お肉を長期保存をするのに冷凍することはとても簡単で、安全なんです。正しく冷凍すれば、お肉を一時停止したような感じで鮮度を保つことができます。きちんとすれば、お肉が冷凍やけしたり、ダメになることを防ぐことができます。 冷凍庫から一度でも出してしまうと、せっかくの一時停止の状態が解けてしまい、細菌が繁殖する原因となりますのでご注意ください。   冷凍焼けの仕組み 冷凍焼けは、乾燥や酸化が原因で起こります。お肉が空気に触れることで起きます。冷凍室でお肉が正しく保管されていなかったり、密封したと思っても実は穴が開いていて空気が漏れてしまっていたりすると起こってしまいます。万が一冷凍焼けしてしまっていても、その部分を切ればまだ食べることは出来ます。 冷凍焼けした部分は、グレーのような茶色く変色しますので、見つけやすいので簡単に切り取れます。 冷凍で細菌を取り除くことはできるの? 残念ながらできません。ほとんどの細菌は冷凍しても生き残ります。ただ活動しなくなるだけです。 ですので、冷凍のお肉は半永久的に保存できますが、時間と共に肉質も味も風味も落ちていきます。 お肉を解凍すると、凍っていた水分が解けます。細菌が活動する理想の状態になります。 温度が上がると、細菌の活動も増えますので覚えておくといいかもしれません。   危険ゾーンといわれる温度帯 細菌が一番好む温度帯は8°C~ 63°C です。活動が活発になり、細菌が増えます。お肉を解凍するのに適しているのは、冷蔵庫で一晩ゆっくり寝かせることです。冷蔵庫は5℃以下に設定されていると思まスので、細菌が増えない温度になっています。   お肉を冷凍するのに一番いい方法は? ポーションごと等小分けに冷凍するのが最適です。例えばステーキなら、必要最小限の枚数をラップして、密封袋に入れてしまうのがおすすめです。冷凍も解凍も短い時間ですみます! お肉をしまうときには、空気にできるだけ触れさせないように真空袋を使うのもおすすめです。もしくはご家庭用の密封袋も空気が入らないようにしてみてください。 どんなお肉を冷凍したらいい? チルドのお肉は鶏肉であっても、消費期限以内であれば冷凍可能です。但し、1度でも冷凍されたものはしないでください。 調理されたお肉も前に冷凍されていなければ、冷凍OKです。 冷凍するタイミングは買ったその日がおすすめです。一番いい鮮度の状態で冷凍させられることです。 生肉の解凍方法 室温で解凍しないでください。理想は5℃以下で完全解凍してください。電子レンジで解凍すると、うま味成分が含まれるドリップと言われる肉汁が出てしまい風味も失われてします。お肉のうま味が逃げてしまうので、お急ぎでの場合は氷水につけて解凍をおすすめしています。1キロ当たり2時間が解凍の目安です。200gであれば、25分程の解凍時間が目安です。 調理前に完全に解凍されているかどうか確認してください。一部が凍ったままだと火がまんべんなく通らずに、生のことがあります。ご注意ください。解凍されたら、24時間以内にお召し上がりください。 調理された肉の解凍方法 室温で解凍しないでください。理想は5℃以下で完全解凍してください。電子レンジで解凍すると、うま味成分が含まれるドリップと言われる肉汁が出てしまい風味も失われてします。お肉のうま味が逃げてしまうので、お急ぎでの場合は氷水につけて解凍をおすすめしています。1キロ当たり2時間が解凍の目安です。200gであれば、25分程の解凍時間が目安です。 お召し上がりになる前に完全に解凍されていることを確認して下さい。解凍後、24時間以内にお召し上がりください。 解凍NG集 暖房のあたるところや直射日光など温かい場所で解凍しないでください。 お湯で解凍しないでください。 調理された食べ物の熱で解凍しないでください。 賞味期限の切れたお肉を冷凍しないでください。   OKです!鶏肉が空気に触れないようにきちんと密封して、冷凍した日を書いてください。解凍してから24時間以内にお召し上がりください。 冷凍は6か月保管可能です。 少しでもお肉の冷凍と解凍ガイドがお役に立てば幸いです♪
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