• お肉屋さんが教えるステーキの焼き方

    お肉屋さんが教えるステーキの焼き方

    お肉屋さんのヒ・ミ・ツ すみません…!実は秘密でもなんでもありません。 50年肉屋をやっていた父から直伝の焼き方のコツをお教えしたいと思います。肉へのこだわりがすごかったので、焼き方にもこだわりがありました。 せっかくなので、その方法を共有できればと思い書き留めてみたいと思います。 どうせならお肉を美味しく食べたいですよね。 味付け、準備、それから焼き方と分けてご説明します!どうぞお付き合いください。 味付け編 いろいろな料理方法が世の中には出回っていますが、本当に素材がよいものは塩・黒コショウだけで大丈夫です。臭みが強めのものは、お酒(ワインや料理酒)を使って臭みを消すことが出来ます。 肉本来の味を楽しむのであれば、塩・黒コショウだけでチャレンジしてみてください。 臭みや肉質の柔らかさや固ささえもすべてがそのお肉の良さです。 岩塩と黒コショウ Simple is the best(シンプル イズ ベスト)です。これに尽きます! 準備編 冷凍されていても、一定の温度で解凍すればドリップと言われるうま味が詰まった肉汁が出ることをできる限り防ぐことが出来ます。冷凍のお肉は、焼く前日から冷蔵庫にうつしてゆっくり時間をかけて解凍してください。 電子レンジは使わないでください。急激な温度の変化にうま味が逃げてしまいます。   うま味がドリップと一緒に出てしまいます お肉屋さんでは、「解凍庫」と呼ばれる機材があります。 これは一定の温度でゆーっくりじっくりうま味を熟成させられるうれしい効果があるものなんです。ワインを一定の温度で保管しておけるワインセラーみたいなものでしょうか。ご自宅でも一定の温度管理下で解凍すれば、同じような効果を期待できます! 時間はかかりますが、そのお肉の本来の味を味わうことが出来ますので、是非試してみてくださいね。 いよいよ焼いてみよう! フライパンをアツアツに とにかくはじめは肉の表面をカリッと焼き色を入れるために、フライパンをアツアツにしておきます。強火で準備してくださいね。できれば熱伝導のいい鉄製のフライパンを使うとなお良しですが、なんでも大丈夫です。 油をまんべんなくフライパンに入れて、油が水のようにさらさらとした質感になれば十分に温まっています。そこで火を中火にします。 いよいよお肉を投入です! カリッとさせるため、片面によく焼き色を付けます。この時にキッチンペーパーで余分な油と脂をふき取ります。フライパンを斜めにして、あぶらを片方に寄せます。そこをペーパーでふきふきしてください。こうするとカリッと仕上がります。 焼き色がついたらひっくり返します。肉をあまり触らず、よく観察してみてください。表面に肉汁がじわーっと出てきます。中に火が通ってきているサインなんだそうです。(父いわく‥) もう少し観察を続けます。 肉汁が赤い色から透明になる瞬間があります。 こ こ が 重 要 で す (父いわく) 透明な液体が出てくると、中が焼けたサインだそうです。これで焼き上がり! 是非試してみてくださいね!   にんにくと一緒にしてみました。こんな感じで焼きあがりましたが、どうでしょうか?お父さん 今回は和牛ステーキを焼いてみましたが、ほかのお肉でも是非お試しくださいね! よ~~~~く観察することが大切…らしいです。笑
  • 新鮮さ勝負のひき肉

    新鮮さ勝負のひき肉

    ひき肉いろいろ ひき肉と言ってもいろいろあります。挽いてしまえば、すべてひき肉です。 トリひき、豚ひき、牛ヒキ、変わったところではラムひき、合いびき…いろいろなひき肉がありますよね。いろいろなお肉の種類もありますが、いろいろな部位を入れられて自由度が高いのがひき肉の最大の魅力です。 皆さんはひき肉に何が入っているのかご存じですか? 良いひき肉って? かたまりのお肉は見ればよいものかそうでないものか比較的よくわかります。 ひき肉って、機械で挽かれてしまえばちょっとわからないんです。口当たりをよくするために脂身を混ぜて赤身を挽きます。お店によってその割合は異なります。見た目で白っぽいひき肉は脂身が多いものなんです。 クズと言われる端材(お肉の端部分です)を使うことも比較的あり、中には内臓がまぎれこんでいることもあるんです。 ドリップと言われる肉汁が出てきてしまっているものは、挽かれてから時間が経ち、うま味がドリップ(肉汁)に流れ出てしまっています。ひき肉自体の味が落ちてしまっている状態です。 冷凍のひき肉はどうしても挽いてから時間が経ってしまっており、特によく使う豚ひき肉や牛ひき肉は冷蔵品の方が新鮮で質が良いことが多いです。 良質のひき肉の見極めポイントのまとめ 牛肉は赤めの色をしているか? 豚肉はきれいなピンク色をしているか? 鶏肉は白っぽくてつやつやしているか? ドリップ(肉汁)はでていないか? 変なにおいがしないか? 冷凍より冷蔵の方が新鮮な事の方が多い こんな感じでしょうか。 肉屋が気にしているポイントを並べてみました。お買い物の際に参考にしてみてくださいね。 ひき肉のプロが挽くひき肉はいかがでしょうか? the niku boxで取り扱うひき肉は、創業から40年ずっとひき肉を挽き続けているお肉屋さんから直送します。 数多くの飲食店さんに卸してきた実績があります。飲食店さんでもご好評頂いているお品物をご家庭でも食べてみませんか? ひき肉は品質を長い間保っていることがとても難しい品物です。必要な分だけを挽いています。美味しさを逃がさないために、温度管理もしっかり行っています。ひき肉専用の冷蔵庫で保管しているんです!   写真のお品物は、大変ご好評を頂いている豚ひき肉と牛ひき肉です。 是非ご自宅でも食べてみませんか?お肉屋さんのひき肉は美味しいです!スーパーでは買えなくなってしまうかも!?
  • もちぶたラブ♡

    もちぶたラブ♡

    豚肉はどれも同じじゃない! いろいろな種類の豚さんがいます。 イギリス原産の白い豚「中ヨークシャー種」、同じくイギリス原産の黒い豚「バークシャー種」、デンマーク産の白い豚「ランドレース種」、イギリス原産の白い豚「大ヨークシャー種」、アメリカ産の白黒の豚「ハンプシャー種」、同じくアメリカ産の褐色の豚「ドュロック種」…。 並べるだけでも様々な種類の豚があります。それぞれ特色があり、日本で広く飼育されている品種ばかりです。 日本で飼育されていない種類も世界にはたくさんあります。スペインのイベリコ豚もその代表格ですね。   黒豚の親子 日本で好まれるのは 日本ではよく豚を食べますね。 もともと日本では古来、イノシシを飼育していました。このイノシシの子孫がのちのちに長い時間をかけて豚となるのですが、中世以降は肉を食べていませんでした。食肉が広まるのは、明治時代以降なんですね。牛鍋(すき焼きの事)が食べられるようになったんですね。 日本人が豚肉を好んで食べるのは、その値段とバリエーションの多さではないでしょうか。 世界でも人気の和食は、素材の味を最大限に生かしてうま味を楽しむ味付けになっています。牛肉ではどうしても個性が強くて、煮物料理をはじめとした和食には牛肉の味が前に出るような感じです。 一方、豚肉はどんな料理にも合い、また牛肉よりは安価なために好まれて食卓に並びます。 私たちが食べる豚肉のほとんどは外国が原種のものが多いって知っていましたか? 銘柄豚 和豚もちぶたづくり 約30年前に日本の農家さんが立ち上がります。日本一美味しい豚を作るためです。 研究を重ねた結果、3種類の品種を掛け合わせその両親から生まれてくる豚さんだけを「和豚もちぶた」として作りました。徹底的に日本人好みにしました。それは臭みをなくすこと。甘みを出すこと。この二つだと思います。 人と同じでストレスに弱い生き物ですので、ストレスのない環境づくりを始め、食べるエサにもこだわります。しっかりデータも取り、科学的アプローチと人の手で愛情たっぷりに育てることで臭みが全くなく、脂でさえもほんのり甘いピンク色の豚肉が作られているのです。   もちぶたロースです。脂身でさえも甘くてとろけます! 豚肉でも牛肉でもしゃぶしゃぶにすると、「アク」が出ますよね。このもちぶたはでません!長年肉屋を営んでいますが、「アク」がでないお肉はありません。   もちぶたバラもしゃぶしゃぶや豚丼にも! 本当においしいからこそおすすめします! とにかく美味しいです。脂身でさえも甘くてとろけます。和牛も同じなのですが、人肌の温度で脂身が溶ける程融点が低いのです。これは、良質のお肉である証拠です。品質の良くない脂は溶けずに口に残ります。 口当たりも良く、ほんのり甘い赤身と脂身は極上のうま味です。 忖度なしでオススメです!日本の農家さんの底力を是非お試しくださいね!
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